法人口座の手数料を9社横比較!お得なのはどこ?
振込のたびに「この手数料、高くないか?」と感じたことはありませんか。法人口座の他行宛振込手数料はネット銀行で130〜145円、メガバンクでは400円を超えることもあります。月50回振り込む事業者なら、その差は年間20万円を超えるケースもあります。
この記事では主要9行の法人口座手数料を比較し、振込コストが最もお得な銀行の選び方をお伝えします。
法人口座の手数料にはどんな種類があるか?
法人口座を利用する際に発生する手数料は主に3種類です。それぞれの内容を把握しておくと、銀行を比較するときの判断軸が明確になります。
振込手数料
取引先への支払いや外注費の送金など、法人が最も頻繁に使う手数料です。ネット銀行(130〜145円)とメガバンク(300〜600円超)では3〜4倍以上の差があり、振込回数が多い事業者ほど年間コストへの影響が大きくなります。
ATM利用手数料
現金の引き出しや入金時にかかる手数料です。平日の所定時間内は無料の銀行が多いですが、時間外・土日祝日・提携ATMでは110〜330円程度かかる場合があります。キャッシュレス中心のビジネスでは優先度が相対的に下がります。
口座維持費(インターネットバンキング月額料)
インターネットバンキングの月額利用料として設定されている費用です。ネット銀行の多くは月額0円ですが、メガバンクでは数千〜数万円かかるプランもあります。
上記3種類のほかに、口座開設手数料・海外送金手数料・残高証明書発行手数料なども発生する場合があります。比較の主軸は振込手数料と口座維持費です。
ネット銀行5社の法人口座手数料を比較する
法人口座の開設件数が多いネット銀行5社の手数料を一覧にまとめました。いずれも月額基本料が無料で、ネットのみで手続きが完結します。
| 銀行名 | 他行宛振込手数料 | ATM手数料(目安) | 口座維持費 | 新規振込無料特典 |
|---|---|---|---|---|
| 🥇 GMOあおぞらネット銀行 | 130円 | 110円/回 | 無料 | 設立1年未満:月20回無料 |
| 🥈 住信SBIネット銀行 | 通常145円・優遇で最安130円 | 110円/回 | 無料 | 開設月+翌月:月10回無料 |
| PayPay銀行 | 145円 | 165〜330円 | 無料 | 翌々月末まで他行月5回無料 |
| 楽天銀行 | 145〜229円 | 220〜330円 | 無料 | — |
| 三井住友銀行Trunk | 145円 | — | 無料 | 三井住友宛:0円 |
上記の数値は2026年6月時点のものです。手数料は銀行の判断で改定される場合があります。最新情報は必ず各行の公式サイトでご確認ください。
GMOあおぞらネット銀行

2026年5月10日に他行宛振込手数料を143円から130円に値下げし、業界最安水準となりました。月額基本料は0円で、設立1年未満の法人は月20回まで他行宛振込が無料になる特典があります。
実際に使ってみると、スマートフォンアプリから24時間いつでも振込ができ、API連携での自動経理も便利です。口座開設はオンライン完結で、書類の少なさもネット銀行の中でトップクラスです。
他行宛振込手数料130円は2026年6月時点で業界最安水準です。月20回の振込無料特典(設立1年未満)と組み合わせると、立ち上げ期のコスト負担を大幅に抑えられます。
住信SBIネット銀行

通常の他行宛振込手数料は145円ですが、前々月の取引件数に応じた優遇プログラムを適用することで最安130円まで下げられます。開設月と翌月は月10回まで他行宛振込が無料になる特典があります。
会計ソフトや外部サービスとのAPI連携に強みがあり、取引量が増えてきた事業者に向いた銀行です。
PayPay銀行

他行宛振込手数料は145円で、PayPay銀行宛の振込は0円です。新規開設特典として、口座開設翌々月末まで他行宛振込が月5回無料になります。
PayPay決済を導入している事業者や、PayPayとの連携で入金管理を一元化したい場合に相性が良い選択肢です。
楽天銀行

楽天銀行宛の振込は52円〜と割安ですが、他行宛は145〜229円と金額の幅があります。楽天市場への出店など楽天エコシステムを活用している事業者には相性が良い銀行です。
楽天銀行の法人口座開設には固定電話またはIP電話番号の登録が必要です。携帯電話番号のみでは開設できません。開設前に必ずご確認ください。
三井住友銀行Trunk

2025年5月に開始した三井住友銀行のネット完結型法人口座サービスです。他行宛振込手数料は145円で、三井住友銀行宛の振込は0円です。メガバンクの信頼性を持ちながら、ネット完結で申し込みができる点が特徴です。
メガバンク4行の法人口座手数料を比較する
メガバンクは手数料がネット銀行より高い傾向がありますが、信用力・窓口対応・融資実績など手数料以外のメリットがあります。振込回数が少ない事業者や、取引先から「大手銀行で」と求められるケースでは選択肢に入ります。
| 銀行名 | 他行宛振込手数料(目安) | ATM手数料(目安) | 口座維持費(目安) |
|---|---|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 484〜660円 | 110〜330円 | 1,760円/月 |
| みずほ銀行 | 490〜660円 | 110〜220円 | 3,300円/月 |
| りそな銀行 | 605〜660円 | 110〜220円 | 3,300円/月 |
| ゆうちょ銀行 | 165円 | 100円/回 | 550〜1,100円/月 |
メガバンクの手数料はプランや取引条件によって大きく異なります。上記はあくまで目安です。口座開設前に各行の公式サイトで最新の料金をご確認ください。
三菱UFJ銀行

日本最大の銀行グループで、法人融資・国際送金・信託など幅広いサービスを持ちます。インターネットバンキング「BizSTATION」の月額利用料は1,760円程度で、他行宛振込手数料は484〜660円が目安です。
手数料はネット銀行に比べて高くなりますが、融資実績の積み上げや大口取引先への信用力という点で強みがあります。
みずほ銀行

3大メガバンクの一つで、法人向けには「みずほe-ビジネスサイト」によるオンラインバンキングを提供しています。月額維持費は3,300円程度で、他行宛振込手数料は490〜660円が目安です。
大企業・中堅企業との取引や、グローバルな資金管理を必要とする事業者に向いた銀行です。
公式サイトをチェックするグローバル取引・大企業との取引に強み
りそな銀行

関西・関東を中心に法人・中小企業向けのサービスに注力しているメガバンクです。月額維持費は3,300円程度で、他行宛振込手数料は605〜660円が目安です。
中小企業向けの融資相談や事業承継サポートを積極的に行っており、地域密着型の経営をしている事業者に向いています。
公式サイトをチェックする中小企業の融資・事業承継サポートに強み
ゆうちょ銀行

全国どこでもATMが利用できる点が最大の特徴です。他行宛振込手数料は165円で、ATM手数料は100円/回と比較的安い水準です。振替口座としての利用や、全国各地に拠点を持つ事業者の入出金管理に活用されるケースがあります。
ゆうちょ銀行の法人向けサービスは通常のメガバンクと異なる部分があります。法人取引の可否・条件については事前に公式サイトまたは窓口でご確認ください。
メガバンクは手数料が高い一方、融資相談・営業担当との関係構築・取引先への信用力という面でネット銀行にはないメリットがあります。事業の成長フェーズや取引先の要望に応じてネット銀行と使い分ける経営者も多くいます。
どこがお得?利用パターン別のおすすめ銀行
振込コストの安さは重要ですが、事業のスタイルによって最適な銀行は異なります。代表的なパターン別に整理しました。
| 利用パターン | おすすめ銀行 | 理由 |
|---|---|---|
| 振込回数が多い(月20回超) | GMOあおぞらネット銀行 | 他行宛130円・業界最安。設立1年未満は月20回無料特典あり |
| 立ち上げ直後でコストを抑えたい | GMOあおぞらネット銀行 | 月額0円+振込無料特典+書類が少ない |
| API連携・会計ソフト連動を重視 | 住信SBIネット銀行 | 外部サービスとの連携が豊富 |
| PayPay決済を利用している | PayPay銀行 | PayPayとの親和性が高い |
| 楽天市場に出店している | 楽天銀行 | 楽天エコシステムとの連携がしやすい |
| 信用力・融資を重視する | メガバンク(三菱UFJ・みずほ等) | 融資審査での信頼性・窓口サポート |
振込回数が多い法人や設立直後の事業者には、GMOあおぞらネット銀行が最もコスト効率の高い選択肢です。他行宛振込130円(業界最安水準)+月20回無料特典(設立1年未満)の組み合わせは、立ち上げ期の資金繰りに直結するコスト削減効果があります。
法人口座の手数料を削減するにはどうすればいいか?
銀行の選択以外にも、日々の運用で手数料を抑える方法があります。
- 振込をまとめて実行する:複数の支払いをまとめて1〜2回にすることで、手数料の発生回数を減らせます
- 新規開設特典を最大限に使う:開設直後の振込無料期間中に支払いを集中させることで実質的なコストを下げられます
- 同行間振込を増やす:取引先と同じ銀行の口座を持つことで、同行宛振込(0円)の比率が上がります
- 優遇プログラムの条件を把握する:住信SBIネット銀行のように取引量で手数料が変わる銀行では、条件を意識した使い方が有効です
- 用途で複数口座を使い分ける:GMOあおぞら(振込用)+メガバンク(融資・信用用)のように分けて使う経営者も多くいます
「手数料が安い」という理由だけで銀行を選ぶと、融資を検討する段階で取引実績のある銀行がないという状況になることがあります。事業の成長フェーズを見据えた口座選びが重要です。
まとめ
主要9行の法人口座手数料を比較しました。振込コストを重視するならネット銀行、特にGMOあおぞらネット銀行が最もお得という結果です。設立1年未満の法人なら月20回の振込無料特典と月額0円の組み合わせで、開業初年度のコストを大きく抑えられます。
一方、融資の必要性や取引先の要望がある場合はメガバンクとの組み合わせも有効です。手数料だけでなく、事業の成長ステージと取引先の状況を踏まえて選んでください。
振込コストを最小化するなら、まずGMOあおぞらネット銀行の公式サイトで開設条件と必要書類を確認してみてください。オンライン完結で申し込みができ、最短即日で口座が利用可能になります。
本記事の手数料情報は2026年6月時点の各行公式サイト・プレスリリースをもとに作成しています。手数料は予告なく改定される場合があります。最新情報は必ず各行の公式サイトでご確認ください。
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