法人口座のATM手数料を銀行別に安さと便利さで比較
法人口座を選ぶとき、振込手数料だけを見て決める方は少なくありません。ただ、現金の入金や出金が多い法人では、ATM手数料の差が毎月のコストに直結します。この記事では、法人口座のATM手数料を銀行別に比較し、安さだけでなく使いやすさまで整理します。
総合で選びやすいのはGMOあおぞらネット銀行です。一方、3万円以上の入出金が中心ならPayPay銀行、本支店ATMを使いやすいなら三井住友銀行も候補になります。
法人口座のATM手数料比較表
まずは主要5行のATM手数料を一覧で確認します。
| 銀行 | 入金・出金手数料 | 無料条件・例外 | 対応ATM |
|---|---|---|---|
| GMOあおぞらネット銀行 | 各110円 | 振込料金とくとく会員は出金月5回まで無料 | セブン・イオン・ゆうちょ |
| PayPay銀行 | 毎月初回無料・2回目以降は3万円以上0円/3万円未満165円(ゆうちょは330円) | 3万円以上の入出金なら実質無料 | 提携ATMが多い |
| 住信SBIネット銀行 | 各110円(ゆうちょは330円) | 無料条件は基本なし | 料金体系がシンプル |
| 楽天銀行 | 各220円または275円 | 入出金の無料条件は確認できず | 提携ATMは多いがコスト高め |
| 三井住友銀行 | 本支店ATMは平日8:45〜18:00無料・時間外/土日祝110円・コンビニ220〜330円 | 毎月25日・26日はコンビニATM優遇 | 本支店ATMが便利 |
出典:各行公式サイト(2026年6月26日確認)
ATM重視でも総合力はGMOあおぞらネット銀行が強い
ATMだけを見ると、3万円以上の入出金ではPayPay銀行が強く見えます。ただ、法人口座はATMだけで使うものではありません。振込手数料・ネット完結のしやすさ・口座維持コストまで含めると、GMOあおぞらネット銀行は全体のバランスが取りやすい法人口座です。
GMOあおぞらネット銀行はATM手数料が通常110円でわかりやすく、対応ATMもセブン・イオン・ゆうちょと十分です。他行宛振込手数料も130円と低水準なので、創業直後の法人でも固定費を抑えやすい点が魅力です。
ATM手数料は「安さ」だけで選ばないほうがいい理由
ATM手数料は、1回あたりの安さだけで決めると失敗しやすくなります。実際には、入出金の金額や回数、近くに使えるATMがあるかで向いている銀行が変わります。
- 少額の入出金が多いなら、1回ごとの手数料が低い銀行
- 3万円以上をまとめて入出金するなら、無料条件がある銀行
- 支店ATMを使えるなら、時間内無料の銀行
- 現金の扱いが少ないなら、振込手数料や審査面も重視
銀行別にATM手数料と便利さを比較
GMOあおぞらネット銀行

ATM手数料は入金・出金とも110円で、残高照会は無料です。セブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行のATMが使えます。振込料金とくとく会員に入ると、出金は月5回まで無料になります。
手数料体系がシンプルなので、創業したばかりでも毎月のコストを読みやすいのが強みです。法人口座全体で見ると他行宛振込手数料も130円と低水準で、ATMの使いやすさと口座全体の使い勝手を両立しやすい1口座です。
PayPay銀行

PayPay銀行は、ATM手数料の条件が合えばかなり強い法人口座です。毎月最初の入金1回と出金1回は無料で、2回目以降も3万円以上なら無料です。一方、3万円未満は165円、ゆうちょ銀行ATMでは330円かかります。
住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、入金も出金も通常110円です。ただし、ゆうちょ銀行ATMだけは330円になるため注意が必要です。無料条件は基本的にないものの、料金体系が単純なので管理しやすい法人口座です。
少額入出金でも高すぎず、毎月のコストを見込みやすい点はメリットです。ゆうちょATMをあまり使わない法人なら、十分選びやすい1口座です。
楽天銀行

楽天銀行の法人口座は、ATMによって220円または275円かかります。残高照会は無料ですが、入出金の無料条件は確認できませんでした。ATM網は広いものの、コスト面では今回比較した中でやや不利です。
現金の入出金回数が多い法人では、ATMコストが積み上がりやすい点に注意してください。楽天関連サービスとの相性で選ぶなら候補ですが、ATM手数料の安さを優先するなら他行のほうが比較しやすいです。
三井住友銀行

三井住友銀行は、法人キャッシュカードの手数料体系で見ると、本支店ATMを平日8:45〜18:00に使う場合は入出金とも無料です。時間外や土日祝は110円かかります。一方、コンビニATMは平日時間内220円、時間外や土日祝は330円です。
オフィスや活動エリアの近くに三井住友銀行のATMがある法人なら、かなり使いやすい法人口座です。逆に、コンビニATM中心で使うならコストは高くなりやすくなります。
ATM手数料で迷ったときの選び方
どの銀行が合うか迷ったら、まずは現金の使い方から逆算してください。
| 使い方 | 向いている銀行 | 理由 |
|---|---|---|
| 少額の入出金が多い | GMOあおぞらネット銀行・住信SBIネット銀行 | 1回あたり110円で比較しやすい |
| 3万円以上をまとめて入出金 | PayPay銀行 | 無料条件に当てはまりやすい |
| 支店ATMを使いやすい | 三井住友銀行 | 平日時間内なら本支店ATMが無料 |
| 口座全体の使いやすさを重視 | GMOあおぞらネット銀行 | ATM・振込・ネット完結のバランスが良い |
創業直後は口座全体の使いやすさも見て選ぶ
法人口座は、開設したあとに毎日の入出金・振込・税金の支払いで使います。そのため、ATMだけ安くても、振込手数料や管理のしやすさで不満が出ることがあります。
創業直後の法人なら、ATM手数料が極端に高くなく、口座全体でも使いやすい銀行を選ぶほうが失敗しにくくなります。その基準で見ると、GMOあおぞらネット銀行は有力候補です。
まとめ
法人口座のATM手数料は、銀行によってかなり差があります。
- 少額の入出金が多いなら → GMOあおぞら・住信SBI(各110円)
- 3万円以上をまとめて入出金するなら → PayPay銀行
- 本支店ATMを使えるなら → 三井住友銀行
- 口座全体のバランスで選ぶなら → GMOあおぞらネット銀行
創業直後の法人が総合で選ぶなら、手数料のわかりやすさと口座全体の使いやすさを両立しやすいGMOあおぞらネット銀行が検討しやすいでしょう。
次は審査に通りやすい法人口座を確認する
ATM手数料に納得できても、口座開設の審査でつまずくと前に進めません。創業直後でも比較しやすい法人口座を、審査の通りやすさの観点から確認してみてください。
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本記事のATM手数料は2026年6月26日時点で各行公式サイトを確認した情報です。手数料は改定される場合がありますので、最新情報は必ず各行の公式サイトでご確認ください。
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