法人口座ごとに振込手数料の違いはある?各銀行を比較
法人口座の振込手数料は、銀行によって大きく異なります。毎月の振込が多い企業にとって、手数料の差は年間で数十万円になることも珍しくありません。この記事では、ネット銀行と大手銀行の振込手数料を比較し、コスト削減につながる銀行選びのポイントを解説します。
法人口座の振込手数料にはどんな種類がある?
法人口座の振込手数料とは、他の口座へ送金する際にかかる費用です。個人口座より高く設定されていることが一般的で、振込方法や金額、振込先によって料金が変わります。
- 同行宛振込手数料:同じ銀行の口座への振込にかかる手数料
- 他行宛振込手数料:他の銀行への振込にかかる手数料
- 振込方法による違い:窓口・ATM・ネットバンキングで手数料が異なる
法人口座の振込手数料はネットバンキングが最も安く、窓口が最も高い傾向があります。振込金額が3万円未満か3万円以上かによっても手数料が変わることが多くあります。
ネット銀行と大手銀行、手数料が安いのはどちら?
結論から言うと、振込手数料はネット銀行が大手銀行(メガバンク)より圧倒的に安いです。主要行の他行宛振込手数料を一覧で比較します。
| 区分 | 銀行名 | 他行宛振込手数料(目安) |
|---|---|---|
| ネット銀行 | GMOあおぞらネット銀行 | 130円 |
| 住信SBIネット銀行 | 145円・優遇で最安130円 | |
| PayPay銀行 | 145円 | |
| 楽天銀行 | 145〜229円 | |
| 大手銀行 | 三菱UFJ銀行 | 484〜660円 |
| みずほ銀行 | 490〜660円 | |
| 三井住友銀行 | 165〜660円 | |
| りそな銀行 | 605〜660円 |
上記の数値は2026年6月時点の目安です。大手銀行はプランや振込金額・方法によって幅があります。最新情報は各行公式サイトでご確認ください。
ネット銀行と大手銀行では、他行宛振込1件あたり300〜500円以上の差が出ます。振込回数が多い法人ほど、ネット銀行を選ぶメリットが大きくなります。
ネット銀行の振込手数料をさらに深掘りして比較
ネット銀行同士でも、手数料や無料回数の特典には差があります。設立直後に使える無料特典まで含めて比較します。
| 銀行名 | 同行宛 | 他行宛 | 新規振込無料特典 |
|---|---|---|---|
| 🥇 GMOあおぞらネット銀行 | 無料 | 130円 | 設立1年未満は月20回まで無料 |
| 🥈 住信SBIネット銀行 | 無料 | 145円・優遇で最安130円 | 開設月+翌月は月10回無料 |
| PayPay銀行 | 無料 | 145円 | 開設翌々月末まで月5回無料 |
| 楽天銀行 | 52円〜 | 145〜229円 | — |
GMOあおぞらネット銀行は2026年5月10日に他行宛振込手数料を143円から130円へ値下げしました。各行の無料回数には適用条件があるため、申込前に公式サイトでご確認ください。
無料回数の特典を使い切るのがコツ
設立直後は振込件数がまだ少なくても、各行の無料回数があるだけで固定費を抑えられます。とくにGMOあおぞらネット銀行は設立1年未満なら月20回まで無料のため、立ち上げ期の振込コストをほぼゼロに抑えられる場面もあります。
ネット銀行と大手銀行の振込手数料で年間コストではどれくらい差が出る?
月50回の他行宛振込を行う法人を例に、年間コストを比較します。手数料の差が経営にどれほど影響するかが分かります。
| 銀行・方法 | 1回あたり | 月間(50回) | 年間 |
|---|---|---|---|
| GMOあおぞらネット銀行 | 130円 | 6,500円 | 78,000円 |
| 三菱UFJ銀行(ネット・3万円未満) | 484円 | 24,200円 | 290,400円 |
| 三菱UFJ銀行(窓口) | 990円 | 49,500円 | 594,000円 |
最も安いネット銀行と窓口振込では、年間で50万円以上の差が生まれます。振込回数が多い法人ほど、振込手数料の選択は経営に直結する重要な判断になります。
振込手数料以外で法人口座を選ぶときのポイント
振込手数料は重要ですが、それだけで決めると後で不便を感じることもあります。次の点も合わせて確認してください。
総コストで比較する
サービス面も確認する
- 営業時間(ネット銀行は24時間365日利用可能)
- 振込の即時反映・当日処理の可否
- 二段階認証などのセキュリティ対策
- 会計ソフトとのAPI連携
- 融資相談・窓口サポートの有無(メガバンクの強み)
振込コストはネット銀行、融資や信用力はメガバンク、というように用途で複数口座を使い分ける法人も多くあります。支払い専用に手数料の安い口座を1つ持つだけで、年間コストを大きく下げられます。
まとめ
法人口座の振込手数料は、銀行選びによって年間数十万円の差が生まれる重要な要素です。
- 振込手数料はネット銀行が大手銀行より圧倒的に安い(他行宛130〜145円)
- ネット銀行同士では、GMOあおぞらネット銀行が他行宛130円で最安水準
- 月50回振込なら、ネット銀行と窓口で年間50万円以上の差が出る
- 振込手数料だけでなく、口座維持費も含めた総コストで比較する
まずは自社の振込頻度と年間コストを計算し、複数の銀行を比較してみてください。用途別に複数口座を使い分けるのも効率的な資金管理につながります。
次は二つ目の法人口座におすすめの銀行を確認する
振込コストを抑えるために、支払い専用として手数料の安い二つ目の法人口座を持つ法人も増えています。用途別の使い分けに向いた銀行を、以下の記事でまとめています。
二つ目の法人口座を選ぶ際の選び方とおすすめ5選
用途別の使い分けやリスク分散に。二つ目の法人口座を持つメリットとおすすめの銀行を解説します。
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本記事の手数料情報は2026年6月時点の各行公式サイトをもとに作成しています。手数料は予告なく改定される場合があります。最新情報は必ず各行の公式サイトでご確認ください。
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