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法人口座開設に印鑑は必要!その種類と作り方

法人口座開設に印鑑は必要!その種類と作り方
aboutha2023

法人口座の開設を検討している方にとって、印鑑の準備は重要なステップです。会社を設立したばかりの経営者や、これから法人化を考えている個人事業主の方は「どんな印鑑が必要なの?」「どうやって作ればいいの?」と疑問に思うことでしょう。本記事では、法人口座開設に必要な印鑑の種類から作成方法まで、わかりやすく解説します。

法人口座開設になぜ印鑑が必要なのか

法人口座の開設には、必ず印鑑が必要です。これは、銀行が口座開設申込者の本人確認と意思確認を行うためです。個人の場合とは異なり、法人では代表者が会社を代表して手続きを行うため、より厳格な確認が求められます。

なぜ印鑑が重要なの?

法人口座は会社の資金を管理する重要な口座です。不正な口座開設を防ぐため、銀行は印鑑による確実な本人確認を求めています。また、今後の取引でも印鑑による確認が必要になるため、口座開設時に印鑑の登録が必要なのです。

法人口座開設に必要な印鑑の種類

法人口座開設には、主に以下の印鑑が必要になります。それぞれの用途と特徴を理解しておきましょう。

代表者印(会社実印)

代表者印は、法務局に登録されている会社の実印です。会社設立時に必ず作成し、登記手続きで使用します。法人口座開設時にも、この代表者印の印鑑証明書が必要になります。

  • 法務局に印鑑登録された公的な印鑑
  • 契約書や重要書類への捺印に使用
  • 印鑑証明書の取得が可能
  • 紛失や盗難のリスクを考慮し、普段は金庫等で厳重保管

法人銀行印

法人銀行印は、銀行取引専用の印鑑です。口座開設時に銀行に届け出て、今後の取引で使用します。代表者印と兼用することも可能ですが、セキュリティの観点から別々に作ることをおすすめします。

  • 銀行取引専用の印鑑
  • 口座開設時に銀行へ届け出
  • 振込や融資などの銀行取引で使用
  • 代表者印より一回り小さいサイズで作成するのが一般的

会社角印(社印)

会社角印は四角い形の印鑑で、主に見積書や請求書などの日常業務で使用します。法人口座開設には必須ではありませんが、業務効率化のために作成しておくと便利です。

印鑑の種類 用途 口座開設での必要度 推奨サイズ
代表者印 重要契約・登記手続き 必須(印鑑証明書) 18.0mm
法人銀行印 銀行取引専用 必須(お届印) 16.5mm
会社角印 日常業務書類 任意 21.0mm×21.0mm

印鑑のサイズの選び方

法人印鑑のサイズ選びは重要なポイントです。適切なサイズを選ぶことで、印影が美しく、取引先からの信頼も得られます

推奨サイズ一覧

  • 代表者印:18.0mm – 法人実印として最も一般的なサイズ
  • 法人銀行印:16.5mm – 代表者印より一回り小さく、区別しやすい
  • 会社角印:21.0mm×21.0mm – 存在感があり、社名がしっかり入る
サイズ選びのコツ

印鑑のサイズは、用途や重要度に応じて段階的に選びます。最も重要な代表者印を中心として、銀行印はそれより小さく、角印は大きくすることで、使い分けがしやすくなります。

印鑑の材質の選び方

印鑑の材質選びは、耐久性、見た目、価格を総合的に考慮することが大切です。法人印鑑は長期間使用するため、品質の良い材質を選びましょう。

主な材質の特徴

チタン

  • 耐久性が非常に高い金属素材
  • 欠けや摩耗の心配がほとんどない
  • 高級感があり、ビジネス用途に最適
  • 価格は高めだが、長期使用を考えると経済的

黒水牛

  • 印鑑の定番素材として広く使用
  • 適度な硬さで彫刻しやすく、美しい印影
  • 男性に人気の黒い色合い
  • 価格と品質のバランスが良い

オランダ水牛

  • 美しい透明感のある素材
  • 女性代表者に人気
  • 黒水牛より高級感がある
  • 一本一本模様が異なる個性的な印鑑

薩摩本柘

  • 国産の木材で作られた伝統的な素材
  • 比較的安価で購入しやすい
  • 適度な硬さで彫刻に適している
  • 定期的なメンテナンスが必要

法人用銀行印の素材として最も人気があるのはチタンです。チタンは強度や耐侵食性、耐摩耗性など全てにおいて優れた金属の素材。非常に頑丈なことが特徴で…

出典:銀行印の素材で長持ちするものは?人気ハンコを徹底紹介

印鑑の作り方・注文方法

法人印鑑の作成は、インターネット通販または実店舗で依頼できます。それぞれのメリット・デメリットを理解して、最適な方法を選びましょう。

インターネット通販での注文

  • メリット:価格が安い、24時間注文可能、豊富な選択肢
  • デメリット:実物を確認できない、相談がしにくい
  • 納期:通常3-7日程度
  • 価格:5,000円~20,000円程度

実店舗での注文

  • メリット:実物確認可能、専門家に相談できる、アフターサービスが充実
  • デメリット:価格が高い、営業時間内のみ対応
  • 納期:通常1-2週間程度
  • 価格:10,000円~50,000円程度

注文時に必要な情報

  1. 会社名(正式名称)
  2. 代表者名
  3. 印鑑のサイズ
  4. 材質の指定
  5. 書体の選択(篆書体、印相体など)
  6. 納期の希望
急ぎの場合の対処法

法人口座開設を急いでいる場合は、即日仕上げサービスを利用できる店舗もあります。ただし、選択できる材質や書体が限られる場合があるので、事前に確認しましょう。

印鑑作成時の注意点

法人印鑑を作成する際は、将来のトラブルを避けるために、以下の点に注意しましょう。

書体の選び方

  • 篆書体:伝統的で格調高い、可読性は低いがセキュリティが高い
  • 印相体:現代的で読みやすい、ビジネス用途に人気
  • 古印体:バランスが良く、幅広い年代に受け入れられる

品質チェックポイント

  • 印影がくっきりと鮮明に出るか
  • 文字のバランスが適切か
  • 材質に傷や欠けがないか
  • サイズが注文通りか

保管・管理の注意点

  • 代表者印は金庫等で厳重保管
  • 銀行印は使用頻度を考慮した保管場所を選択
  • 印鑑ケースを使用して印面を保護
  • 定期的な清掃でインクの詰まりを防止

まとめ

法人口座開設には印鑑が必須であり、適切な印鑑を準備することが重要です。代表者印と法人銀行印は最低限必要で、材質やサイズを慎重に選ぶことで、長期間安心して使用できます。

印鑑作成は会社設立の重要なステップの一つです。急がず慎重に検討し、信頼できる業者に依頼することで、ビジネスの成功につながる良質な印鑑を手に入れることができるでしょう。

次のステップ

印鑑の準備ができたら、いよいよ法人口座開設の手続きに進みましょう。印鑑証明書の取得や、その他必要書類の準備も忘れずに行い、スムーズな口座開設を実現してください。

ABOUT ME
松本瑛二
松本瑛二
CMO
aboutha株式会社 CMO マーケティング統括を行いながら、自身の会社を2024年に立ち上げ。 "価値を正しく伝える"がモットー。 このサイトでは自身の会社立ち上げの際に法人口座の開設が大変だったことから、これから企業を立ち上げていこう、もしくは口座を新しく開設しようとお考えの方に向けてわかりやすく解説していきます。
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