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法人口座ごとに振込手数料の違いはある?各銀行を比較

aboutha2023

法人口座の振込手数料は、銀行によって大きく異なります。毎月の振込が多い企業にとって、手数料の差は年間で数十万円の違いを生むことも珍しくありません。この記事では、法人口座の振込手数料を各銀行で徹底比較し、コスト削減につながる最適な銀行選びのポイントを分かりやすく解説します。

法人口座の振込手数料とは

法人口座の振込手数料とは、法人が他の銀行口座にお金を送金する際にかかる費用のことです。個人口座の振込手数料よりも高く設定されていることが一般的で、振込方法や金額、振込先によって料金が変わります。

振込手数料の種類

  • 同行宛振込手数料:同じ銀行の他の口座への振込にかかる手数料
  • 他行宛振込手数料:他の銀行への振込にかかる手数料
  • 窓口振込手数料:銀行の窓口で行う振込にかかる手数料
  • ATM振込手数料:ATMで行う振込にかかる手数料
  • ネットバンキング振込手数料:インターネットバンキングで行う振込にかかる手数料
ポイント

法人口座の振込手数料は、ネットバンキングが最も安く、窓口が最も高い傾向があります。また、振込金額が3万円未満か3万円以上かによっても手数料が変わることが多いです。

主要銀行の法人口座振込手数料比較

ネット銀行の振込手数料

ネット銀行は法人口座の振込手数料が最も安い銀行として注目されています。以下の表で主要ネット銀行の手数料を比較してみましょう。

銀行名 同行宛 他行宛 特徴
GMOあおぞらネット銀行 無料 145円 口座開設後3ヶ月間は月20回まで無料
住信SBIネット銀行 無料 145円 振込優遇プログラムで最安130円
PayPay銀行 無料 145円 月5回まで無料(条件あり)
楽天銀行 52円 150円〜229円 振込金額により手数料が変動

都市銀行の振込手数料

都市銀行(メガバンク)は信頼性は高いものの、振込手数料は高めに設定されています。

銀行名 ネットバンキング(3万円未満) ネットバンキング(3万円以上) 窓口
三菱UFJ銀行 484円 660円 990円
みずほ銀行 490円 660円 990円
三井住友銀行 165円〜495円 330円〜660円 990円
りそな銀行 605円 605円 990円

年間コストで見る振込手数料の違い

月に50回の他行宛振込を行う法人を例に、年間コストを比較してみましょう。

年間振込手数料の計算例

銀行種別 1回あたりの手数料 月間コスト(50回) 年間コスト
GMOあおぞらネット銀行 145円 7,250円 87,000円
三菱UFJ銀行(ネット) 484円 24,200円 290,400円
三菱UFJ銀行(窓口) 990円 49,500円 594,000円
重要なポイント

最も安いネット銀行と最も高い窓口振込では、年間で50万円以上の差が生まれることが分かります。法人にとって振込手数料の選択は、経営に大きな影響を与える重要な判断です。

法人口座選びのポイント

コスト重視の選び方

  1. 振込頻度を確認する:月に何回振込を行うかを把握しましょう
  2. 振込先を分析する:同行宛が多いか、他行宛が多いかを確認しましょう
  3. ネットバンキングを活用する:窓口よりも大幅に安い手数料を活用しましょう
  4. 無料回数特典を利用する:口座開設キャンペーンなどを活用しましょう

サービス面での選び方

  • 営業時間:ネット銀行は24時間365日利用可能
  • 対応スピード:振込の即時反映や当日処理の可否
  • セキュリティ:二段階認証などの安全対策
  • API連携:会計ソフトとの連携機能
  • カスタマーサポート:問い合わせ時の対応品質

おすすめの法人口座

コスト重視の法人におすすめ

GMOあおぞらネット銀行

他行宛振込手数料が業界最安水準の145円で、口座開設後3ヶ月間は月20回まで無料です。設立1年未満の法人なら12ヶ月間無料特典もあります。

バランス重視の法人におすすめ

三井住友銀行 Trunk

2025年から開始された法人向けデジタル口座で、他行宛振込手数料145円と安価でありながら、メガバンクの信頼性も兼ね備えています。

注意すべきポイント

隠れたコストに注意

  • 口座維持手数料:月額費用がかかる場合があります
  • ネットバンキング利用料:法人向けは有料の場合が多いです
  • ATM利用手数料:現金の入出金にかかる費用です
  • 通帳発行手数料:紙の通帳を発行する際の費用です

法人口座開設の審査について

法人口座の開設には審査があります。ネット銀行の方が審査が柔軟な傾向がありますが、以下の書類を準備しておきましょう。

  • 登記簿謄本(履歴事項全部証明書)
  • 印鑑証明書
  • 定款のコピー
  • 代表者の本人確認書類
  • 事業内容がわかる資料

まとめ

法人口座の振込手数料は、銀行選びによって年間数十万円の差が生まれる重要な要素です。特にネット銀行は145円という業界最安水準の手数料を提供しており、コスト削減を重視する法人にとって魅力的な選択肢となっています。

一方で、都市銀行は手数料は高めですが、信頼性や窓口でのサポート、融資相談などの面でメリットがあります。自社の事業規模や取引の特性を考慮して、最適な法人口座を選択することが重要です。

まずは現在の振込頻度と年間コストを計算し、複数の銀行を比較検討することから始めましょう。必要に応じて複数の銀行口座を使い分けることも、効率的な資金管理につながります。

最終チェックポイント

法人口座を選ぶ際は、振込手数料だけでなく、口座維持費用、サービス内容、審査の通りやすさなど、総合的に判断することが大切です。年間の総コストを試算してから決定しましょう。

※手数料は2025年7月時点の情報です。最新の手数料については各銀行の公式サイトでご確認ください。

ABOUT ME
松本瑛二
松本瑛二
CMO
aboutha株式会社 CMO マーケティング統括を行いながら、自身の会社を2024年に立ち上げ。 "価値を正しく伝える"がモットー。 このサイトでは自身の会社立ち上げの際に法人口座の開設が大変だったことから、これから企業を立ち上げていこう、もしくは口座を新しく開設しようとお考えの方に向けてわかりやすく解説していきます。
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