審査に通りやすい法人口座ランキング

法人口座開設は大手・ネット系おすすめ銀行はそれぞれどこ?

法人口座開設は大手・ネット系おすすめ銀行はそれぞれどこ?
aboutha2023

法人口座の開設は、個人口座とは大きく異なり、厳格な審査が行われます。金融機関は、法人の信用度や事業の実態を慎重にチェックするため、必要書類の準備や事業計画の説明が重要になります。

ポイント

法人口座開設には、登記事項証明書、印鑑証明書、代表者の本人確認書類などが必要です。事業の実態を証明する資料も準備しておくと審査がスムーズに進みます。

ネット系銀行のおすすめランキング

1位:GMOあおぞらネット銀行

GMOあおぞらネット銀行は、2025年現在、法人口座開設で最も人気の高いネット銀行です。他行宛て振込手数料が145円(税込)と業界最低水準を実現しており、振込料金とくとく会員になれば129円まで削減できます。

  • 口座維持費:無料
  • 他行宛て振込手数料:145円(税込)
  • 同行宛て振込手数料:無料
  • 口座開設期間:最短即日
  • ATM利用手数料:110円(提携ATM)

2位:住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、法人口座開設数10万口座を突破した実績のあるネット銀行です。振込優遇プログラムにより、月50件以上の振込で手数料が130円まで下がる仕組みが魅力です。

  • 口座維持費:無料
  • 他行宛て振込手数料:145円→130円(優遇適用時)
  • 口座開設期間:最短翌営業日
  • 24時間365日振込対応

3位:楽天銀行

楽天銀行の法人口座は、最大20口座まで開設可能で、部署別や店舗別の資金管理に適しています。個人向けサービスで培ったユーザビリティの高さも特徴です。

大手銀行(メガバンク)のおすすめランキング

1位:三井住友銀行(Trunk)

2025年5月に開始されたTrunk(トランク)は、三井住友銀行の新しい法人向けサービスです。インターネット申込とWeb面談により、最短で翌営業日に口座開設が可能で、振込手数料も業界最低水準の145円を実現しています。

  • 他行宛て振込手数料:145円
  • 同行宛て振込手数料:無料
  • 口座開設期間:最短翌営業日
  • 完全非対面で手続き完結

2位:みずほ銀行

みずほ銀行は、創業期特典として月額利用料が最大5年間無料になるサービスを提供しています。全国47都道府県に支店があり、地方企業でも利用しやすい体制を整えています。

3位:三菱UFJ銀行

資本金約1.7兆円を誇る三菱UFJ銀行は、社会的信用度の高さが最大のメリットです。全国約421の支店ネットワークにより、どこに本社があっても口座開設しやすい環境が整っています。

法人口座手数料比較表

銀行名 口座維持費 他行宛て振込手数料 同行宛て振込手数料 開設期間
GMOあおぞらネット銀行 無料 145円(税込) 無料 最短即日
住信SBIネット銀行 無料 145円→130円 無料 最短翌営業日
三井住友銀行(Trunk) 無料 145円 無料 最短翌営業日
みずほ銀行 5,500円~(創業期無料) 490円~660円 220円~440円 1~2週間
三菱UFJ銀行 1,760円 484円~660円 110円~330円 1~3週間

状況別おすすめ銀行の選び方

起業・創業直後におすすめ

起業直後でとにかく早く口座を開設したい場合は、GMOあおぞらネット銀行が最適です。固定電話も印鑑も不要で、ネット完結で最短即日開設が可能です。

  1. GMOあおぞらネット銀行(最短即日)
  2. 住信SBIネット銀行(最短翌営業日)
  3. 三井住友銀行 Trunk(最短翌営業日)

社会的信用重視の場合

取引先からの信用度を重視する場合は、メガバンクの法人口座がおすすめです。特に大口取引や海外展開を予定している企業には必須といえます。

手数料重視の場合

振込頻度が高く手数料を抑えたい場合は、ネット銀行一択です。年間の振込回数×手数料差額を計算すると、大きなコスト削減効果が期待できます。

計算例

月20回振込する場合の年間手数料差額:

メガバンク(600円)vs GMOあおぞら(145円)

差額455円×20回×12か月 = 109,200円の差

法人口座開設の必要書類と審査ポイント

共通して必要な書類

  • 登記事項証明書(発行から3か月以内)
  • 代表者の本人確認書類
  • 会社実印・銀行届印
  • 代表者印鑑証明書

審査で重視されるポイント

金融機関が審査で特に注目するのは、事業の実態と継続性です。登記住所で実際に事業を行っているか、事業計画が具体的で実現可能かなどが判断材料となります。

  1. 登記住所での実際の事業実態
  2. 事業内容の明確性と合法性
  3. 資本金の適正性
  4. 代表者の信用情報

複数口座開設のメリットと戦略

多くの企業が複数の銀行で法人口座を開設しています。リスク分散だけでなく、用途別の使い分けや手数料最適化など、戦略的なメリットがあります。

おすすめの組み合わせ

  • メイン口座:GMOあおぞらネット銀行(日常の振込用)
  • サブ口座:三井住友銀行 Trunk(対外的信用・融資用)
  • 専用口座:楽天銀行(部署別管理用)

2025年最新の銀行業界動向

2025年はデジタル化の加速により、従来のメガバンクもネット完結サービスを強化しています。三井住友銀行のTrunkのように、メガバンクの信用力とネット銀行の利便性を両立したサービスが増加傾向にあります。

法人口座開設においては、手数料の安さだけでなく、将来の事業展開を見据えた総合的な判断が重要です。

出典:創業手帳 法人口座開設ガイド

まとめ:あなたに最適な法人口座選び

法人口座選びは、事業規模・業種・将来計画によって最適解が異なります。起業直後はGMOあおぞらネット銀行で低コスト運営を行い、事業が軌道に乗ったらメガバンクを追加するという段階的なアプローチがおすすめです。

ABOUT ME
松本瑛二
松本瑛二
CMO
aboutha株式会社 CMO マーケティング統括を行いながら、自身の会社を2024年に立ち上げ。 "価値を正しく伝える"がモットー。 このサイトでは自身の会社立ち上げの際に法人口座の開設が大変だったことから、これから企業を立ち上げていこう、もしくは口座を新しく開設しようとお考えの方に向けてわかりやすく解説していきます。
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